古代信仰・風習・伝承といった,生活習慣分野の民間伝承を探る学問が民俗学です。民俗学は,単に過去を詮索するにとどまらず,同時代の世相や社会状況の変化にも目を向けていることから,県民性や地域性を考える上でも欠かせません。
民俗学(みんぞくがく)は、信仰・風習・伝承を研究し、伝統的な文化や思考様式、それらの変遷を明らかにしようとする学問です。現在,民俗学に関しては様々な学説が存在しており,現代民俗論も民俗学の大きな分野となっています。
日本の民俗学の礎を築いた先人が,柳田國男,折口信夫です。その柳田国男の薫陶を得た宮本常一氏(1907-81年)の著作は,地域性や県民性を考えるうえで大いに参考となります。宮本氏は自らを「大島の百姓」と称し,生涯にわたり全国をくまなく歩きつづけ,生涯のうち4000日以上を民俗調査に充てたということです。こうした自らの足で集めたデータと,そのデータに裏付けられた生活者からの観察に裏付けられた実学は,歴史学者の網野善彦,作家の司馬遼太郎らにも影響をおよぼしました。
彼がふるさと,山口県大島郡東和町を離れる時に,父親からこんなことを言われたということです。--「汽車へ乗ったら窓から外をよく見よ,田や畑に何が植えられているか,育ちがよいかわるいか,村の家が大きいか小さいか,瓦屋根か草葺きか,そういうこともよく見ることだ。駅へついたら人の乗りおりに注意せよ,そしてどういう服装をしているかに気をつけよ。また,駅の荷置場にどういう荷がおかれているかをよく見よ。そういうことでその土地が富んでいるか貧しいか,よく働くところかそうでないところかよくわかる」。
出典:宮本常一『民俗学の旅』講談社学術文庫)
参考HP: 神話,民話と民俗学(yahoo ポーター)
国立歴史民俗博物館 http://www.rekihaku.ac.jp/map3.html
・地域データ情報源 (地方自治体・統計データ掲載サイトのリンク集)
・県民性・地域性を見据えての商売のあり方(エリアマーケティング)
・NHKによる全国県民意識調査
・長野県の郷土と文化(第1回)」 1987年4月発行
・沖縄県民の意識に関する世論調査(2001年)
・小京都・小江戸探訪 全国各地の「小京都」「小江戸」と呼ばれる町のリンク集。
・日本人はいつから,自分の国を「日本」と呼ぶようになったのか:
・旧国名がつく地名
・旧国名
・0(ZERO)から始める日本再発見
都道府県別・県民性&地域性 index
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