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地域特性 近畿(関西)地方

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地域特性 近畿(関西)地方

近畿地方 - 滋賀県 - 京都府 - 大阪府 - 兵庫県 - 奈良県 - 和歌山県 - (三重県を含む場合あり)

 近畿(関西),特に大阪は,江戸時代に「天下の台所」と呼ばれるなど,近世以降,日本の産業・経済の中心として発展してきた。こうした中で,進取の気性を旨とし,経済的合理性を備え,文化的にも町人・大衆に土台を置いた都市の気風を作り上げた。
 とかく関西人は「ケチ」と言われるが,これは倹約家であることの裏返しではないだろうか。 こうした気風は,明治以降も引き継がれ,多くの企業家が大阪に集い,新しいビジネスにチャレンジしてきた。

 関西は私鉄王国 

 関西は「私鉄王国」といわれ,都市文化,生活文化を作ってきたのは私鉄である。対して,東京を中心とする首都圏は官に支えられて発展してきた「国鉄(JR)帝国」といえる。関西では今,スピード競争でJRの巻き返しが始まっている。

社会人口は,流出が続く

 総務省が07年11月にまとめた統計によると,大阪/京都/兵庫/奈良の大阪圏の流入人口を示す転入超過数(転入超過数は,転入手続きをした人数から,転出手続きをした人数を差し引いて算出)は,07年1〜10月計で1万3680人の転出超過。大阪圏の転出超過は74年から続いている。


関西の6府県の地域格差

  地域格差」と言われるものが,関西の6府県(滋賀県,京都府,大阪府,兵庫県,奈良県,和歌山県間に,との程度生じているのか,またそれはどのような傾向にあるのかを,内閣府「県民鐘済計算」 を使って分析する。
○関西6府県の産業構造の比較
  関西6府県の産業構造の面から,景気気回復の実態を分析する。2004年度における関西6府県の県内総生産に占める各産業構造の構成比からみると,各府県の産業構造で,「製造業」のウエイトが最も高いのは滋賀県(43.7%)である。次いで兵庫県(25.6%),和歌山県(24.9%),京都府(23.5%),奈良県(21.0%),大阪府(18.3%)の順である。
  2004年度の関西6府県別の県内総生産に占める各業種別の増減寄与度(2002年度比)からみると,「製造業」の生産額が伸びている滋賀県や京都府,兵庫県は経済成長率も高い。一方,和歌山県は第三次産業でプラス成長をしているものの,「製造業」のマイナスから景気回復が遅れている。景気の回復が速い滋賀県は,「製造業」のウエイトが相対的に高い。
 一方,「政府等(政府サービス年産者)」のウエイトの高い府県は和歌山県(12.1%),次いで奈良県(12.0%)である。それらの県は政府支出が他府県よりウエイトが大きいことから,政府支出削減により,景気の回復が遅れがちである。


大阪 泉南地域

 泉南地域は,京北地域とともに古くは「和泉国」と呼ばれ,小栗街道,紀州街道等の街道町として発展してきた。産業は,多くのかんがい用のため池を利用した農業,沿岸漁業を中心とした水産業,「和泉木綿」で有名な繊維産業などが発展してきた。特に泉州の綿織物は,明冶時代中頃には織機の改良により能率・品質を高めタオル生産は,急激な成長を遂げ,大正時代には,全国的に有名な産地となった。
 だが,構造不況業種ともいわれる紡績業も昭和40年代後半以降,円高などによる園際競争力の低下などによって,工場の縮小・閉鎖が相次ぎ,現在に至るもなお厳しい状況が続いている。

 


 日本の五大港湾は東京、横浜、名古屋、大阪と神戸である。2006年にこれらの港湾が米国向け、米国発で扱ったコンテナは100万以上(143万TEU)に達した。


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