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秋田県の県民性    (編集中)

  
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 美の国 秋田!

◆近世国名・藩名:陸中(りくちゅう),陸州(りくしゅう)  

 秋田という地名の語源を,顎(あぎと)という古語とする説がある。男鹿半島の海岸線が顎(あご)に似ている,という観点から考えられた。
  秋田県は明治維新前は,安東(あんどう)氏や佐竹(さたけ)氏などが治めていた。慶長7年(1602年)に、佐竹義宣(よしのぶ)が常陸(ひたち)(いまの茨城県)から出羽秋田に国替えを命ぜられ、久保田城(いまの千秋公園)を築いた。明治4年(1871年)の廃藩置県(はいはんちけん)により秋田県となった。

 秋田県は,東京のほぼ真北約450kmにあり、北京、マドリード、ニューヨークなどと ほぼ同じ北緯40度付近に位置する。総面積は東京の53倍に当たる11,612km2、全体の723%を森林が占める。 。2013(平成25)年1月1日現在の秋田県の人口は 1,060,885人で、世帯数は 392,034世帯である。1982(昭和57) 年以降減少傾向にある。秋田県は出生数が死亡数を上回るという自然増の状態が長く続いてきたため、社会減をある程度カバーすることができたが,1993(平成5)年に死亡数が出生数を上まわり,自然減に転じた。ここ数年は出生数の減少が著しく、自然減は増大し続けている。

  秋田地方は鉱山資源に恵まれ,農林業も盛んであったことから,江戸時代は東北随一の豊かな県であった。青森や岩手が飢饉に苦しんでいたときでも,秋田は豊作にわきかえっていたという。
 また,秋田は小野小町の出ということもあり,美人の産地ともいわれ,「なまはげで」に代表される 神話や伝説に溢れた土地でもある。  


   県民性


 秋田県には、風光明媚な地勢に加え、夏の秋田の竿燈まつり、鹿角の花輪ばやしや、冬の男鹿のナマハゲ、横手のかまくら、湯沢の犬っこまつりなど、伝統行事がそれぞれの地域で継承されている。
 食の分野では、豊富な米の収穫量と寒冷降雪、良質な水といった条件は、「清酒」「味噌」「しょっつる」「漬物」などの発酵食品文化を生み出してきました。比内地鶏の歯ごたえと出汁が楽しめる「きりたんぽ鍋」や、ハタハタのエキスと具がたっぷりの「しょっつる鍋」は、秋田を代表する郷土料理です。また、長い冬は「ハタハタずし」や「いぶりがっこ」といった、保存食を生み出した。そして 伝統工芸の分野においても、大館曲げわっぱ、樺細工、川連漆器、秋田銀線細工などが全国に広く知られています。

 江戸時代,西回り航路で京都とつながっていたことから,文化や人間の交流,寺社参詣で江戸より京都,大阪の上方と深くかかわった。こうした歴史的経緯から服装,言葉遣いがきめ細やという風土を育んだ。
 この秋田地方は東北随一の豊かな県であったという歴史の経緯から,秋田の県民はよく言えば「おおらか」,悪く言えば「場当たり」と指摘されている。加えて,三方を山に囲まれ,一方は海に面しているなど地理的特性もあって,多くの地域と積極的に交流・連携するチャレンジ精神に欠けるといった,「 何事につけ大きな変化を求めない」,「横並び意識が強い」など,県民性はどちらかというと安定志向が強いとも指摘される。
 そして,「津軽のじょっぱり,秋田のえふりこき」とのたとえが示すように,ハングリー精神に欠け,享楽的−−見栄っ張り−−で浪費家が多い土地柄ともいわれる。これは,人口10万人当たりの理髪・美容院の件数が日本一,あるいは新車保有率は高いランクにありながら,貯蓄率において全国で最低クラスといったデータからもうかがわれる。
 厚生労働省の人口動態調査によると,秋田県は10年連続で自殺率1位という記録を更新している。05年の自殺者数は447(人口10万人あたり39.1人)。これは交通事故死の約6倍にあたる。原因は,病苦が最も多い。ちなみに2位青森(人口10万人あたり36.8人),3位岩手(人口10万人あたり34.1人),4位岩手(人口10人あたり31.1人)と,東北4県が上位を占める。

 *「津軽のじょっぱり」は,寡黙で,ねばり強いといった青森県の不屈の県民性を表す言葉である。

 
 
⇒⇒参考HP:「あきた県政概況」 http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1139732668415/files/kenseigaikyou2012-02.pdf

  


   秋田県の概要

 
 秋田県 https://www.pref.akita.lg.jp/ は,首都東京のほぼ真北約450kmの日本海沿岸にあって,面積11,636.25ku,13市9町3村に区画され,周囲は奥羽山脈をへだてて,東は岩手県に,南は山形,宮城の両県と隣接し,北は本州最北端青森県と境して景勝地国立公園十和田湖を分け,西は日本海に面している。

 地勢は,東の県境の奥羽山脈に泊って那碩火山帯が縦走して,八幡平,駒ヶ岳,栗駒山の諸火山と田沢,十和田の両カルデラ湖を形成し,西に平行する出羽丘陵に沿って鳥海火山帯が走り,その南端部こそびえる鳥海山は東北第二の高さである。
 県北には,鷹巣,大館,花輪の諸盆地,県南には横手盆地などがあり,一方,雄物川,米代川,子吉川などの河川に沿って,肥沃な耕地を展開してその下流に秋田,能代,本荘の各平野があり,多くの郡市が発展している。

 地形は,県土の58%が山地を占める。また,土地利用上の条件を大きく左右する傾斜度では,00 〜30 の平坦地が12%,30〜150 の緩傾斜地が約39%となっており,県土の約半分を占める。

 1 総人口・世帯数(平成17年国勢調査集計結果)
 1-1 総人口 1,145,501人  (男 540,539人,女 604,962人)
 1-2 世帯数 393,038世帯
 1-3 概要
  @総人口は,前回に比べ,43,778人(3.7%)の減少
  A市部人口は,1,018,258人で,35,588人(3.4%)の減少
   郡部人口は,127,243人で,8,212人(8.1%)の減少
  B市町村別では,潟上市が増加(103人,0.3%の増加),他の市町村は減少
   (前回調査の増加は5市町村)
  C聡世帯数は,前回に比べ,3,848世帯(1.0%)の増加
   1世帯当たりの人員は,2.91人 く前回調査3.06人)に減少
    出典:http://www.pref.akita.jp/kenkan/tochikikaku/tochigaiyou/tochigenkyo01-.pdf

 

県庁所在地:秋田市(http://www.city.akita.akita.jp/

世帯数 人口 1世帯人員 面積(Ku) 人口密度
135,618 323,180 152,136 171,044   2.38  905.67  356.8

                                 (2012年1月1日現在)
  秋田市は秋田県のほぼ中央部に位置する。人口は約32万3,000人余りで,東北では仙台市に次ぐナンバー2の県庁所在都市。秋田市は秋田県の人口の約3割,県内総生産の3分の1を占め,県内および北東北の拠点中核都市となっている。就業者の7割以上が商業やサービス業などの第3次産業に従事しており,商業都市的要素の強い街である。
 地場産業は,県内の豊かな天然資源を利用した木材・木製品製造や,パルプ製造,非鉄金属製造,清酒製造などが盛んで,秋田市は有数の酒どころ。市内には,8つの酒蔵がある。近年は企業誘致によりエレクトロニクス関係企業も伸びている。

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┗■  「エリアなかいち」

2014-04-なかいち  
 赤字を理由に2014年3月30日で、営業を終了した秋田市中通の中心市街地再開発地区「エリアなかいち」(秋田市中通一丁目4番1号)の商業ビル1階食品売り場が4月3日、「なかいちプラザ」の名称で営業を再開した。
 閉店前に営業していた24店舗のうち、肉店や総菜店などを除く20店が出店した。ビルの運営会社「秋田まちづくり」が暫定的に各店と直接契約し、再開にこぎ着けた。  今後、食品売り場全体の新たな運営会社を確保し、早期の本格的な営業再開体制を目指す。

秋田県の大学

 ・秋田大学: (秋田市手形学園町)
 ・秋田県立大学:(秋田市下新城中野)
 ・国際教養大学(秋田市雄和椿川) 秋田から,世界へ

秋田の国際教養大学が躍進 入試偏差値、旧7帝大と肩を並べる
  2004年に開学の公立大学「国際教養大学」が,注目を集めている。英語を中心としたカリキュラムときめ細かい就職指導で、就職率はほぼ100%。国際教養大学では08年に初めての卒業生を出したが、就職率は100%を達成。12年度(11年8月卒業と12年3月卒業)は、161人の就職希望者に対して160人が就職。就職率は99.4%と、高水準を維持している。
 志願者数も増加を続け、受験偏差値も、今や旧7帝国大に肩を並べる。代々木ゼミナールの12年度の大学難易度一覧では、国際教養大の2次試験の偏差値は66。参考までに旧帝大の前期日程の偏差値を見ると、東大文Iが71、京大法学部が69、東北大法学部64、大阪大学法学部66、九州大法学部62である。

  出願者数も伸びている。4月入学者向け入試は、130〜150人程度の募集に対して、09年度は1186人、10年度は1506人、11年度は2632人と右肩上がり。12年度は2238人と約15%落ち込んでいるが、大学側は、「11年度が非常に多かったので、その反動なのではないか。それでも、10年度に比べれば1.5倍に増えている」との見解を示している。

 「『英語を学ぶ大学』ではなく『英語で学ぶ大学』」
 ウェブサイトには「『英語を学ぶ大学』ではなく『英語で学ぶ大学』です」とうたっており、すべての授業が英語で行われている。また,1年間の留学が義務づけられている。9月入学を早く取り入れている。

  

   地域特性

●地勢・気候


   地勢は,東の県境の奥羽山脈に泊って那碩火山帯が縦走して,八幡平,駒ヶ岳,栗駒山の諸火山と田沢,十和田の両カルデラ湖を形成し,西に平行する出羽丘陵に沿って鳥海火山帯が走り,その南端部こそびえる鳥海山は東北第二の高さである。
 県北には,鷹巣,大館,花輪の諸盆地,県南には横手盆地などがあり,一方,雄物川,米代川,子吉川などの河川に沿って,肥沃な耕地を展開してその下流に秋田,能代,本荘の各平野があり,多くの郡市が発展している。

 地形は,県土の58%が山地を占める。また,土地利用上の条件を大きく左右する傾斜度では,00 〜30 の平坦地が12%,30〜150 の緩傾斜地が約39%となっており,県土の約半分を占める。
出典:
http://www.pref.akita.jp/kenkan/tochikikaku/tochigaiyou/tochigenkyo01-.pdf








  
   出典:秋田県HP 
  


 

   秋田の風土・文化

●秋田は,遺跡の宝庫

 県内各地に残る縄文,弥生時代の遺跡の存在が,1万年以上にも及ぶ秋田の歴史の長さを物語っている。秋田は,祭り・伝統文化の宝庫である。
  参考:民話の宝庫−鳥取県

●秋田の方言

 秋田県の方言は,ひと言で言えば,母音をはっきり発音しない「ズーズ弁」。「イ」と「エ」,「シ」と「ス」などの発音が混ざり,「スシ」と「スス」の区別ができない。

『みんじゃ』⇒台所。
『みんじゃをしまう』⇒食後の後始末。
『へちゃかちゃばんばこ』⇒悪い噂を言い触らすおばさん。

『あっぱ』⇒奥さん。
『おいのあっぱ』⇒俺の奥さん。
『ごんぼ掘る』⇒ダダをこねる。
『あいー,ごんぼ掘ってら』⇒あら,ダダこねてるわ。

『け』にはいろんな意味がある。
『あしけ』⇒足がかゆい。
『うちさけ』⇒家に来て。
『ままけ』⇒ご飯食べなさい。

●秋田の小京都−角館

 横手盆地北部にある角館は「みちのくの小京都」と呼ばれる。約380年前,雄物川支流の玉川と檜木内川の合流点に城下町がつくられ,城下町として栄えた。城下町建設時の町割りの形態をほぼ完全に伝え、年間約240万人の観光客が訪れる。角館の旧城下町は京都のように南北に長く,東西に短い。シダレザクラ(枝垂桜)やモミなどの巨木が茂る桧木内川ぞいの2キロに及ぶ桜並木は圧巻である。
 





●ランキング−−ベスト&ワースト

 明治時代以降は産業が育たず,経済は停滞している。
 
  東の県境を奥羽山脈と那須火山帯が重なるよう縦走し,八幡平、駒ヶ岳、栗駒山の諸火山と田沢湖、十和田湖の両カルデラ湖を形成している。
 これにより,数多くの温泉が湧出し、特に八幡平焼山山麓の玉川温泉は日本一の湧出量と酸性度である。


 秋田県は日照時間が全国最下位,雪の降る日全国第3位)と,日照時間が少ないことが肌の敵である紫外線をカットし,日本三大美人ともいわれる“秋田美人”誕生の要因の一つかも知れない。

 県の北部を流れる阿仁川は、ほとんど生活排水の入らない清流として知られる。特に上流は、森と深い渓谷と急峻な岩壁に覆われ入川も困難だが、そこで獲れる鮎は、姿、香り、ぬめり、味、どれを取っても一級品といわれている。

 独特の食感とともに,近年,健康食品としても脚光を浴びているとんぶりは,比内郡が生産量・生産額とも日本一。
 
 秋田県は,総人口に占める老年人口(65歳以上)の割合は全国第3位と高齢化が進んでいる。国立社会保障・人口問題研究所の「都道府県将来推計人口」によれば2010年の総人口に占める老年人口の割合が全国一の高齢県となるとの見通しが出されている。   

 厚生労働省の人口動態調査(平成14年度)では,人口10万人あたりの自殺者1位は秋田県で39.1人,2位は青森県の36.8人,3番目に多いのが岩手県で34.1人。一番低いのが神奈川県の19.7人である。
 なお,厚生労働省の「05年都道府県別年齢調整死亡率の概況」によると都道府県別で男性の自殺率が最も高かったのは青森の52.2人,秋田県は,第2位で51.8人。女性は,高知15・1人、富山13.9人、秋田13.1人の順だった。

 なお,政府は16年までに05年の自殺死亡率の2割削減を目指すという数値目標を設定した。日本では98年以降、毎年自殺者が3万人程度で推移し、人口10万人当たり24.2人の自殺率(05年)は欧米諸国と比べ突出している。

 こうした事態を受けて厚生労働省は,自殺防止対策を積極的に推進している都道府県や政令市の中から「モデル自治体」を選定し,それぞれの取り組みを通じて得られた成果を全国の自治体で共有する「地域自殺対策推進事業」に乗り出した。
 秋田県もモデルに選ばれた。特に比率が高い高齢者の対策が課題。伝統芸能などの特技を子供たちに教える「生きがいづくり」や,一人暮らしの高齢者が集まる「仲間づくり」を推進。市町村長に自殺対策の重要性を直接訴える「トップ・セミナー」も実施する。


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 秋田県には、風光明媚な地勢に加え、夏の秋田の竿燈まつり、鹿角の花輪ばやしや、冬の男鹿のナマハゲ、横手のかまくら、湯沢の犬っこまつりなど、伝統行事がそれぞれの地域で継承されている。
 食の分野では、豊富な米の収穫量と寒冷降雪、良質な水といった条件は、「清酒」「味噌」「しょっつる」「漬物」などの発酵食品文化を生み出してた。比内地鶏の歯ごたえと出汁が楽しめる「きりたんぽ鍋」や、ハタハタのエキスと具がたっぷりの「しょっつる鍋」は、秋田を代表する郷土料理である。また、長い冬は「ハタハタずし」や「いぶりがっこ」といった、保存食を生み出した。そ
 伝統工芸の分野においても、大館曲げわっぱ、樺細工、川連漆器、秋田銀線細工などが全国に広く知られる。





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   秋田の秘湯  ・ 乳頭温泉郷

●秋田藩主の湯治場だった昔ながらの風情を残す 


 山間の豊かな自然に囲まれ、素朴な宿が点在する乳頭温泉郷。なかでも鶴の湯温泉は、もっとも歴史ある温泉宿だ。古くは1638年(寛永15)、二代目秋田藩主、佐竹義隆(さたけよしたか)が湯治に訪れた記録が残る。茅葺き屋根の「本陣」は、こうした藩主湯治の折に警護の者が泊まった由緒ある建物で、2010年(平成22)に国の登録有形文化財となった。そのほかの建物も県内産の木材を使用、江戸時代の湯治場の風情をいまに伝えている。
 鶴の湯温泉の象徴ともいえるのが、乳白色の湯が足元からプクプクと湧く混浴露天風呂である。女性専用の露天風呂もある。ほかにも「白湯」「黒湯」「中の湯」「滝の湯」とよばれる湯があり、ひとつひとつ泉質が異なっているので、一軒の宿にいながら、浴衣ひとつで温泉巡りの気分が味わえるのも魅力。すべて源泉そのままの掛け流しである。
 夕食は山芋をすって団子状にした味噌仕立ての名物料理「山の芋鍋」のほか、季節の山菜、キノコ、川魚など、できる限り地元産の食材を使う。秋田の伝統漆器、川連塗りのお膳で用意するなど、郷土色豊かな宿は常連客も多い。

休暇村 乳頭温泉郷 【新幹線付プラン】休暇村 乳頭温泉郷(JR東日本びゅう提供) 乳頭温泉郷 大釜温泉 【新幹線付プラン】乳頭温泉郷 妙乃湯(JR東日本びゅう提供)
9,800円〜 30,700円〜 10,500円〜 30,700円〜




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