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風土記 −石川県の県民性    (編集中)

  
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 加賀100万石の伝統が息づく

◆近世国名・藩名:加賀(かが),能登(のと)    2015年4月1日現在  人口 1,151,666人  世帯数 456,461世帯
 

 石川県は北陸地方の中部に位置し,東は富山県及び岐阜県に,南は福井県に接し,北は能登半島となって日本海にせり出した複雑な地形をとります。地形は,南西から北東に向かって細長く,東西100.9km南北198.4km,海岸線の総延長は,約580.9kmです。金沢市と11市8町の計19市町からなります。

 日本海と断崖絶壁の迫力ある能登の風景をに加え,西には霊峰白山を望みます。江戸時代には前田利家がおさめていた加賀百万石の文化を栄えさせた伝統ある地域でもあります。

 石川県で,伝統工芸が隆盛した起源は江戸初期に遡ります。外様ながら百万石の雄藩であった加賀前田藩は江戸幕府に謀反の意志のないことを示すため,惜しみなく工芸に藩の財源を注ぎました。以来,400年にわたり,この地方で工芸は潰えることなく,いまに続きます。


 

 

 

 

   県民性

 「富山,福井と一緒にしないで」といった,加賀100万石のプライドが今も根付く。海の幸,山の幸に恵まれた豊かな県。勤勉な北陸気質ながら経済的な豊かさはのんびりしたお坊ちゃん気質を生んだともいう。また,保守的で何事も控えめ・忍耐強い気質という見方もある。
 なお,江戸時代,加賀に独自の文化が生まれ育たなかったのは,加賀藩の町人や農民に対する圧政によるとの見方もある。また,前田家の上下関係の厳しさ,秩序を重視する姿勢が,「保守的」「控え目」「忍耐強い」という県民性を作り上げたとも言われている。 
 石川県は加賀(金沢市・小松市)と能登(七尾市・玖珠市)の二つの地方から成り,県民性も若干相違する。能登地方は,金沢を中心とする南部に比べて保守的であり,開発が遅れていて消極的だが,人柄は誠実で信義に厚い。

 

地図から探す石川県のホテル・旅館





●県庁所在地−金沢市

 金沢市は本州のほぼ中心に位置し、明治22年(1889年)の市制施行以来、近隣町村との度重なる編入・合併によって市域を拡大し、平成8年(1996年)には中核市に移行しました。

   

  令和元年5月1日現在 前月比
人口    464,220人
     833人増
   225,106人      523人増
   239,114人      310人増
世帯数   205,293世帯   1,206世帯増


   県都金沢市は,加賀100万石,前田家の城下町で、歴史の面影を残す。そのイメージは,「謡が空から降ってくる町」。金沢の町の起こりは,農民を中心とした信者が「金沢御坊」として建立,以来,寺のまわりに,後町,南町などの町がつくられたことがはじまりと言われている。
 金沢のまちは、16世紀半ばに本願寺が布教の拠点として「金沢御堂」を置いたことにはじまる。その後約400年前に前田利家公がこの地に城を定め、以来、加賀百万石の城下町として発展、藩政時代には江戸、大坂、京都に次ぐ規模の大都市であった。城のまわりに形成された武士のまち、活気あふれる商人のまち、城下を守るように配された寺のまちなど、城下町の風情が今も残る。
  金沢の豊潤な文学土壌をあらわすのが、「金沢の三文豪」の存在である。明治から昭和の文壇で活躍した泉鏡花、室生犀星、田秋聲の3人で、それぞれ記念館や文学碑もつくられ、金沢市民には今も身近な存在である。

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 ┃┃ 北陸新幹線開業 金沢市中心部にホテル・外食が相次ぎ進出  地場は守勢に
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 2015年春の北陸新幹線長野−金沢開業で東京まで最速約2時間半で結ばれる金沢市。兼六園や金沢21世紀美術館など全国的な知名度を持つ観光名所も多い金沢市。
 首都圏をはじめとした他地域との交流人口が大きく増加することが見込まれることから,都道府県庁所在地の最高路線価は金沢駅東広場通りが全国トップとなる6.3%の上昇を記録した

 人口約45万人の金沢市は周辺を合わせると60万人以上となり、北陸随一の商圏。「ビジネスと観光の両方で需要を見込める」とし,金沢市の中心部に北陸新幹線開業の開業効果を見込み,ホテルや外食企業の進出が相次いでいる。銀行やオフィスが中心だった街並みが生活感もある景色に様変わりようとしている。

 ホテルは百貨店の大和香林坊店隣に「ホテルトラスティ金沢」が6月、北国銀行本店そばに「ドーミーイン」が2015年12月をメドに開業する。既に金沢駅から徒歩2分の場所に「ドーミーイン金沢」があるが,新たなホテルは観光客が食を楽しめる近江町市場にも近く、価格が高めの「プレミアム」版とし、すみ分けを図る。

 外食では、金沢中心部が居住地にもなりつつある。喫茶店のコメダ(名古屋市)は4月、JTB金沢支店の2階に「金沢武蔵店」を開いた。店の特徴は380円のコーヒーに無料でパンや卵がつくモーニングサービス。既存店は周辺住民が多く通うことで知られる。王将フードサービスはめいてつ・エムザ近くで6月に「餃子の王将金沢武蔵店」をオープンした。

>>>地場企業の苦境  東京ストアー民事再生法申請、他地域からの参入が打撃

 石川県内に10店舗を持つ食品スーパー、東京ストアー(金沢市)は今年1月、民事再生法の適用を申請し,2月に再生手続きの開始決定を受けた。今後は比較的採算のいい5店に絞って経営を継続することになった。

 同社の経営危機が言われ始めたのは2012年秋口。東京ストアー首脳が岐阜県のバロー首脳に支援を要請。バローは資金支援の名目で東京ストアーの石川県野々市市などの3店舗を買った。好立地の3店舗の売却は,自ら危機にあることを示す,結果となった。
 同社は1959年に創業。金沢市の食品スーパーの草分け的存在だった。生鮮品に定評があり「価格は少々高めだが、品物がいい」と言われた。

 金沢市は02年、中心街の空洞化を防ぐため、2002年に「商業環境形成まちづくり条例」を制定。大型店舗の無秩序な拡散を防ぎ、中心市街地への集積郊外で一定面積以上の大型店の出店を認めない指針を作った。こうした行政の規制により,金沢周辺の地場スーパーは豊かな商圏に慣れすぎて、競争が不得手となった。2010年にも金沢市内で4店を持つスーパーが事業停止しており、東京ストアーの破綻は地域外の勢力に押される地場企業という構図をより鮮明にしたといえる。


金沢の不思議

 

加賀の祖にして百万石の城下町の礎を築いた人というイメージが定着している前田利家。だが,よく考えてみると,北陸という土地にとっては乱入者であり侵略者であったはずだ。といったことをさらりと書いている。
〈土地柄を,どのようなアングルで見るかによって,その色合いは千変万化してくる〉。金沢のレキシや文化,人物,景色から,うっかりすると見逃してしまいそうな”不思議”の色彩を抜き出して書きとめていく。茶屋街の闇笛,じぶ煮,ドジョウのかが焼・・・・・。常に「旅人」の視点を手放さないことで醸し出される浮遊感が魅力。



石川県の大学

 ・金沢大学: (金沢市角間町)
 ・石川県立大学::(石川郡野々市町)
 ・北陸先端科学技術大学院大学:(能美市旭台)
 ・金沢星稜大学:(金沢市御所町)

  




   地域特性

●地勢・気候


 

面積

4,185.67平方キロメートル

最も高い山岳

白山

標高2702m

最も長い河川

手取川

全長65.65km

最も広い湖沼

河北潟

面積4.13平方キロメートル

平均気温

14.8℃

※2011年

年間降水量

2,467.0mm

※2011年

    ※「統計でみるいしかわ」(平成24年)他から



                               

 


   石川県の産業 

 

第1次産業0.5%第2次産業27.5%第3次産業72.0%

機械64.1%繊維7.0%食料品9.9%




ローマ法王に米を食べさせた男  過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?

 過疎高齢化により18年間で人口が半分に落ちこんだ“限界集落”の石川県羽咋市の神子原地区を、年間予算60万円で、わずか4年間で立ち直らせた“スーパー公務員”・羽咋市役所職員の高野誠鮮氏。本書では同氏が手がけたさまざまな「村おこし」プロジェクトを紹介。

 神子原地区の米をローマ法王に献上することでブランド化に成功させる。農家が株主となる直売所を作って、農民に月30万円を超える現金収入をもたらす。空き農家を若者に貸すことでIターンを増やす。アメリカの人工衛星を利用して米の品質を見抜く。『奇跡のりんご』のりんご農家・木村秋則氏と手をむすんで、JAを巻きこんでの自然栽培の農産物つくりを実践し、全国のモデルケースとなるなど、その活躍ぶりは際立っている。

 会議をいくら開いても、過疎問題が解決するわけではないとし会議はしない、企画書は作らない、上司には事後報告−。思い切った判断と行動で、石川県羽咋(はくい)市の過疎地域の活性化を実現させてきた。それができた背景には「犯罪以外は全部責任を取る」と信頼してくれた課長の後ろ盾があった。

 失敗した事例も数多い。だが,「可能性の無視は最大の悪策。自転車だって、何度も転んで失敗しながら乗れるようになる。それと同じで、失敗はしなければならない」と著者は語り、若い職員には「可能性が1%でもあればやれ」と指導している。また「対価以上の仕事をしているか」ともハッパをかける。自身はUFOでの町おこしを軌道に乗せ、35歳にして「市に必要な人材」と正職員に登用された経歴を持つ。その目で見ると役人が役に立つ人になりえていないからこそ、日本が没落しつつあるように映り、歯がゆくてならないのである。

 前向きである。「日本の農産物輸出は世界第48位で、これから伸びる可能性があるのが農業だ。オールジャパンで取り組めば、日本は十分に立ち直れる」と熱弁をふるう。

 人を納得させるにはまず自らがやってみせることが重要と、いま率先して自然栽培に取り組み、と手応えをつかみつつあるという。

 この本を読むと、仕事のアイディア力が増す、商売繁盛のヒントになる、そしてTPPにも勝つ方法を学ぶこともできる!


石川県羽咋(はくい)市
 日本海に突出する石川県・能登半島。羽咋市は,この半島の基部西側に位置します。ほぼ中央に広がる邑知潟低地の平野部を囲んで海手山手に集散しています。市域の東西南北は、ともにほぼ11キロメートルです。
人口:平成23年4月1日現在 23,675人 世帯数 8,354世帯
面積: 81.96平方キロメートル (石川県面積の1.96%)
地目別面積:田37% 山林24% 宅地11% 畑6% 雑種地3% 原野1% その他37%




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