セミナー Q and A (何を学べ,どう役立つのか)


                      last updated:Monday, January 25, 2010


◆エリアマーケティング実践セミナー (産能マネジメントスクール
 

1.チェーンストア:本部−地域特性に対応の店づくり,店舗−商圏特性対応の店づくり
2.消費財メーカー:県,地方といった広域単位のマーケティング戦略
3生産財・.工業材メーカー:地域別,製品別,顧客別のマーケティング戦略

研修カリキュラム

・支店・営業所のテリトリー,店舗の商圏単位での市場分析と,それに基づく戦略を練る

・現在の地域営業戦略の適合性,妥当性を検証する

・顧客の満足度を高め,新たな顧客層を開拓する策を学ぶ

使用テキスト
 『エリアマーケティング基本』 評言社刊
 
1日目 10:00〜17:00 1.地域(エリア)対応の営業戦略
・地域対応の事業活動の考え方
・地域単位の市場の捉えかた・読み方

2.地域対応の営業活動成功のための条件
・メーカーの地域対応のポイント
・小売業の地域対応のポイント

3.営業活動の現状を把握する
・全社的営業戦略の把握
・拠点(自社,自店)の人・物・金の把握

4.エリア(地域)分析
・需要の分析
・競争力の分析
・拠点の市場地位の確認
・地域環境の変化を予測する
2日目 10:00〜17:00 5.業績向上に向けての課題抽出
・拠点の強み,弱み
・拠点の機会と脅威
・置き換え現象
・問題の整理と地域対応の方向性の検討

6.営業活動の方向性を決める
・重点地域の選定と競争優位の確立
・伸ばす地域,撤退する地域
・重点顧客へのアプローチ
・ライバルといかに戦うか

7.エリア(地域)対応の営業計画立案
・戦略形成の4つの要素
・実行計画とリスクマネジメント

8.実績・目標管理
・実行度のチェック
・達成度のチェック

事前に準備していただく資料があります



Question01−
プログラム−−どのようなことを学べるのか−−
      
Answer−01    
  • 地域特性対応の営業戦略の樹立
  • 地域対応の営業戦略成功のための条件
  • 3C’S分析
    • SWOT分析
    • PPM分析
    • 地域特性分析
  • 市場地位の確認(強者か弱者か)
  • 市場目標の設定
  • 業績向上に向けての課題抽出
  • ドメインの設定
  • マーケティング・ミックスの組み立て
  • 目標管理

Question02−セミナーの成果物は
  • 支店,営業所,店舗の担当地域(エリア),商圏の地域特性
  • 競合分析(ライバル会社,ライバル店分析)
  • 支店,営業所,店舗のSWOT(強み・弱み・機会・脅威)分析表と顧客を引きつける魅力
  • PPM分析表(花形エリア,金のなる木エリア,問題児エリア,負け犬エリア)
  • 支店,営業所,店舗の当面するマーケティング課題とその対応策
  • 業績向上に向けての支店,営業所,店舗のマーケティング戦略

Question03−どのような教材をつかうのか
      
Answer−03
 小林隆一著「エリアマーケティングの基本」(評言社刊)「エリアマーケティング戦略策定シート」を教材として使用します。

Question04−講義セミナーの進め方は
       
Answer−04
 講義4:ケーススタディ6の割合で,セミナーを行います。ケーススタディは,受講に際しては,自社の現状の営業実績およびエリア対策に関するデータ類を持参いただき,それを使い,受講者各自が自身の業務対応の地域戦略を検討いただきます。

Question05−海外市場についても対応していますか 
      
Answer−05
 中国(上海,北京),東南アジア(タイ)の市場,地域特性に関する解説と地域データなどを提供しします。

Question06−小売業
 「多店舗展開で,全国各地に出店しているが,地域特性に合致した品揃えで悩んでいるのだが」 
      
Answer−06
 地域差が端的に表れるものの一つに食品があります。このセミナーを通じて,メーカー,小売業を問わず,「好みの地域性」を確認,把握頂きます。

Question07−「ある一定の地域(例えば市や県などの行政単位)の「地域力」というか,経済的にどれくらいの生産性があるかを示すGDPの地域版のような指標はありませんか」
      
Answer−07
 GDPと同じようにして算出する,「県内総生産」があります。(県内で生産された財・サービス価格から原材料などの経費を差し引いた付加価値生産額です)。この県内総生産を使って各県と外国を比較することも出来ます。ただし,各県は人口や規模格差が大きいことから,都道府県ごとの生活水準などの比較には一般的に「1人あたり県民所得」が使われます。(県民所得は県民純生産にあたります)
 本セミナーでは,地域特性の分析で「県内総生産」「県民所得」を取り上げています。

Question08−このセミナーでのマーケティング戦略策定のポイントは?
     
Answer−08
・地域特性対応のマーケティング戦略を立てる。
・マーケティングの定石−3C,4Pの原則にのっとり戦略形成に当たる。
・自社・自店の魅力,強みを生かしたマーケティング戦略を練る。
・民力など県別各種データを用いてマーケティング戦略を練る

とある団体のセミナーの質疑応答で、こんなやりとりを耳にしました。
 「コンビニ業界の調査事例はないのですか?コンビニ業界は特殊だから、他の業界と同じ方法では当てはまりません。」
 このように、「○○業界は特別だから、その考え方は通用しない」といった声を聴くことがあります。



 私も、自分の業界が特殊だなあ、と思うことがたびたびあります。
 しかし、他の業界の方がこのように話をしているのを客観的に聞くと、「(いや、それって別に特殊じゃないんじゃ……)」と思うことが多かったりします。



 深い部分に踏み込めば特殊なのですが、根っこのところは、どの組織にも起こりうる一般的な問題に結びつくように思います。
 ある特定の業界だけが例外なのではなくて、すべての業界が特殊で、かつすべての組織が特徴をもっている、といったほうが近いでしょうか。



 公開セミナーでは、ご参加者全員の業界についてお話をするのはまず不可能。根っこのところをお伝えするに留めたり、どの業界の方でもイメージしやすいような事例を使ったりしています。
 だからといって、「自分の業界と関係ないからつまらないなぁ〜」と思ってしまうと、残り時間が苦痛なものとなってしまいます。



 “自分の業界と違う”と片付けてしまわず、
 「もし、自社に当てはめたら、どんな場面で展開しているだろう」
 「あえてこの考え方を用いるとしたら、自分の業界ではどうしたら展開することが可能だろう」
 「自分の業界にあてはめたら、どんなところが異なるだろう」
などと、いろいろ頭をめぐらせてみたら、面白いと思うのですが、いかがでしょうか?


  
 小林 隆一および小林マネジメントに関連するサイト
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