ブログ 「流通のいま」:  日経文庫−ビジュアル 流通の基本 (日経文庫)      

ショッピングセンター

          

ショッピングセンター(SC)とは,ディベロッパーと呼ばれる開発業者の企画したストアコンセプトの基に,計画し,運営する商業施設です。日本最初のSCは,1975年オープンの数寄屋橋ショッピングセンター(東京中央区・首都高速高架下)です。



車社会に対応しての出店が盛んです   

 商店街が自然発生的な商業集積であるのに対し,ショッピングセンターは開発業者によって計画的に形成された商業施設です。車社会の進展とあいまって,全国各地に千台以上の駐車場を有する大型SCの出店が相次いでいます。日本のSCは約2759店(07年・日本SC協会調べ)です。
 SCは,数十台以上の駐車場を設置し,総合スーパー,百貨店といった集客力を持つ大型店舗を核店舗に,衣料品,日用品といった各種専門店,レストラン,遊技施設,金融施設などのテナンが出店し,広範・多様な商品とサービスを提供する商業空間です。
 米国のSC協会は,SCとは「開発業者が計画的に建設,所有し,比較購買のできる1業種2店舗以上の入っている商業施設」と定義しています。日本SC協会は,「SCとは、1つの単位として計画、開発、所有、管理運営される商業・サービス施設の集合体で、駐車場を備えるものをいう。」としています。SCは,売場面積からNSC(ネイバフットSC),CSC(コミュニティSC),RSC(リージョナルSC)の4つ
に分類されます。 

1 8年SC売上高  既存店は1.5%減


 日本ショッピングセンター協会発表の販売統計調査によると,2008年のショッピングセンター(SC)総売上高は27兆2585億円と,全SCベースで前年比0.35%増。 既存SC売上高は前年比1.5%減。その原因は,1〜3月は初売りの好調や営業日数の増加で順調に推移したが,4月以降は食料品価格の上昇などによる生活必需品以外の買い控えにある。

 売上高を立地でみると,郊外のSCは前年比1.8%減だった。ガソリン価格の上昇が影響し,自動車での来店客は減少したが,2008年後半はガソリン価格の低下から客数は回復した。そのため、都市の中心(同1.5%減)や周辺(同1.0%減)地域のSCと比べ減少幅に大きな開きは出なかった。
 地域別にみると北陸が同3.1%減と最も減少幅が大きく、新潟市、金沢市の不振が目立った。全地域で前年割れとなったが、九州・沖縄は同0.6%減と微減,北九州市のSCは堅調だった。

 またSC内で営業するキーテナント(核店舗)の売上高は前年比2.3%減で,17年連続の前年割れとなった。食料品を扱うスーパーを核とするSCは比較的堅調だったが,衣料品を扱う総合スーパー(GMS)や専門店を核とするSCは不振であった。

日本ショッピングセンター協会: http://www.jcsc.or.jp